ガラスフィルムが剥がれる原因は、汚れや傷です。この記事では家でできるメンテナンス方法と清掃のタイミングや注意点についてまとめました。
窓ガラスフィルムの清掃のタイミング
窓ガラスフィルムを清掃するタイミングは施工後1週間以降です。
フィルムに水残りがあり、安定していないためです。水残りがあるにもかかわらず清掃してしまうと、以下の問題が起こります。
・気泡やしわができる
・フィルムが剥がれる
・汚れが広がる
・フィルムの表面が傷つく
・接着不良がおこる
フィルムの貼り付け後は、水滴や気泡が残ることがありますが、これらは時間の経過とともに自然に解消されますのでご安心ください。
水残りを減らしフィルムを長持ちさせるためにも、施工後1週間以降に清掃しましょう。また、清掃のタイミングは汚れやフィルムの曇りが気になったときに行います。
汚れが付着したままになると、窓ガラスフィルムが長持ちしません。定期的に清掃しましょう。
窓ガラスフィルムのメンテナンス方法について
窓ガラスフィルムの表面に汚れが付着したままだと、フィルムの寿命が短くなってしまいます。
定期的な清掃がフィルムを長持ちさせるコツです。ここでは、家でできる窓ガラスフィルムのメンテナンス方法をご紹介します。
水拭きをする
濡れた柔らかい布やスポンジで水拭きをしましょう。窓ガラスフィルムの基本の清掃方法は水拭きです。汚れがひどくない限りは、水拭きで十分です。
水拭きはフィルム表面の埃や汚れを柔らかくし、簡単に除去できます。
温かい水を使い、柔らかい布またはスポンジを使用してください。水拭きは優しく行い、フィルム表面を傷つけないよう注意しましょう。
汚れがひどい場合は、水で湿らせた布をしばらくフィルムに当てておくことで、汚れが柔らかくなります。
ガラス用洗剤をつける
ガラス用の洗剤をフィルム表面に塗布します。使用する洗剤は、ガラスフィルムに使える専用の洗剤を選んでください。塗布した洗剤は、汚れを分解し、落としやすくしてくれます。
塗布後、数分間放置して洗浄剤が汚れが落ちるのを待ちますが、洗剤が乾かないように注意してください。
ゴムワイパーで水切りをする
ゴムワイパーを使用してフィルム表面の水分を取り除きます。ゴムワイパーは水跡やシミを防ぎ、フィルムをクリアに保ちます。
ゴムワイパーを垂直、水平に動かし、上から下、または片側から反対側に向かって一定の方向で水切りを行いましょう。水分を完全に取り除いた後は、乾いた柔らかい布で最終的な拭き取りを行い、残った水滴や洗浄剤を落としてください。
家庭用の中性洗剤を使う
汚れがひどく、洗剤を使うときは家庭用の中性洗剤(濃度1〜2%)を使いましょう。業務用洗剤はハードコートの表面を傷つけるリスクがあるためです。
具体的には、以下の洗剤を避けてください。
・ガラスクリーナー
・アンモニア系
・塩素系
・強酸性
・強アルカリ性
清掃時の注意点
ガラスフィルムはハードコーティングがされ、傷に強いですが、ガラスと比べてデリケートな素材です。ガラスフィルムの表面に傷をつけないように注意しましょう。ガラスフィルムに傷がつくと、見た目が白っぽくなり、透明度が下がります。具体的には以下の清掃を避けましょう。
・研磨剤が入ったスポンジを使わない
・繊維が粗くて硬いスポンジを使わない
・ゴシゴシと強い力で擦らない
・から拭きは避ける
このように、ガラスフィルムを傷つけるような道具は使わないでください。雑巾のから拭きは雑巾に付着したゴミがフィルムのハードコートを傷つけるリスクがあります。
雑巾を使うときは新品を使い、基本は柔らかい布やスポンジを選んで使いましょう。
ガラスフィルムを長持ちさせるポイント
ガラスフィルムを長持ちさせるには、掃除とフィルムの扱い方が重要です。以下のポイントに気をつけましょう。
・家庭用の中性洗剤で掃除をする
・から拭きではなく、水拭きで清掃する
・硬いもので掃除しない(シンクを掃除するような硬いスポンジなどはNG)
・ボールペンやハサミなど鋭利なもので傷つけない
・マジックでフィルムにお絵描きしない
・施工後の水泡は触らない
・柔らかいスポンジや布で掃除する
・窓の開閉時に直接触れない
このように、ガラスフィルムを長持ちさせるには、傷をつけずに丁寧に扱う必要があります。