■遮熱とは?

そもそも遮熱とは何か?ここで言う「遮熱」とは、外から差し込む太陽光を遮ることを指します。具体的には、太陽光を反射させることで、建物内部に取り込まれる熱量を減少させる仕組みです。太陽光が直接屋内に入ると、室内に熱がこもりやすくなり、室温が上昇してしまいます。しかし、遮熱によってこの光の一部をブロックすることで、日射量が低減され、室温の上昇を抑えることができるのです。遮熱対策を行わないと、太陽光が窓を通して室内に入り続け、室温がどんどん上がってしまいます。

■遮熱フィルムの省エネ効果

室温を5~7℃低減

遮熱フィルムの効果は非常に分かりやすく、特に夏場の効果は顕著です。フィルムがある場合とない場合では、窓際の温度が5~7℃も異なることが確認されています。さらに、フィルムを貼ることで机の表面温度は最大で15℃低下し、体感温度も6℃軽減されることが分かっています。このような効果により、電力消費を抑え、省エネに繋がるため、家計にも優しい選択です。(※フィルムの種類によって効果は異なります)

驚異的な省エネ効果

遮熱フィルムには、電力消費量や二酸化炭素排出量を削減する効果も期待できます。例えば、300㎡の面積にフィルムを貼った場合、消費電力を7960kWh、二酸化炭素排出量を2866kg削減することが実証されています。(※場所によって効果は異なります)遮熱フィルムを使うことで、熱がこもりにくくなり、エアコンの負担が軽減されるため、涼しく快適に過ごしながら、電気代を節約できるのは大きなメリットです。

■遮熱以外の効果

弊社で取り扱っている遮熱フィルムには、遮熱以外にも様々な効果が期待できます。

  • UVカット効果(99%カット)
  • 飛散防止効果(災害や事故時の安全対策として)
  • 簡易防犯対策
  • 目隠し効果

これにより、お肌の保護はもちろん、家具の日焼け防止や防災・防犯の観点からも、一枚のフィルムで安心できるという利点があります。

■費用と手間を比較:窓フィルムの優位性

部屋の暑さ対策として「窓フィルム」がすぐに思い浮かぶ方は少ないかもしれません。一般的な遮熱対策としては、「遮熱カーテン」や「遮熱仕様の窓ガラス」、「緑のカーテン」、「よしず」などがありますが、これらにはそれぞれデメリットもあります。たとえば、カーテンや窓ガラスの交換は高額で大がかりな作業が必要ですし、よしずでは部屋が暗くなりすぎることがあります。特にガラスそのものを取り替えるのはコストがかさみ、窓の多いオフィスなどではさらに大きな負担になります。

その点、遮熱ガラスフィルムは、必要な窓に貼り付けるだけで済むため、手間が最小限で済むのが大きな魅力です。また、多くのフィルムは金属膜によって赤外線を反射し、可視光線を通す設計となっているため、透明性を損なわずに部屋を明るく保ちながら遮熱対策が可能です。

つまり、「すぐに遮熱対策を始めたい」「費用対効果を重視したい」「部屋の明るさを保ちたい」といった方には、遮熱フィルムが最適な選択です。

■まとめ

いかがでしたか?「電気代を削減したいけれど、どのフィルムが良いのか、どの施工業者に依頼すればいいのか分からない」という方も多いでしょう。電気料金の値上げが続く中で、今後も発生し得る大地震や電力供給不足に備え、省エネ・エコ・節電対策を検討してみてください。

SHOARTはお客様のお悩みから最適な提案をいたします。ご納得いただいた上で契約し、迅速に施工に取り掛かることで、快適な生活をお届けします。